「音楽と楽器の力で、こどもたちに笑顔を。」をキャッチフレーズとする子供の音楽再生支援プロジェクト「School Music Revival」が始動。東日本大震災で被害を受けた被災地の幼稚園から小中高校に向け楽器の点検、修理、補修支援などを通して、未来ある子供たちに笑顔を届けようという支援活動がスタートした。
これは、全国の楽器製造業者や卸売業者・小売業者の団体である全国楽器協会(会長・梅村充ヤマハ(株)代表取締役社長)が立ち上げ、被災地にある楽器販売店等と協働しながら、楽器業界として子供の音楽の再生を支援していく。今回の震災では、ピアノやオルガン、打・管楽器など様々な学校備品が損傷を負い、学校における音楽活動に多大な被害をもたらすと共に、協会会員社でも事業の継続が不能になったり困難に陥るケースが生じ、店舗や関連施設が被災した会員社も少なくなかったという。その中で、協会会員社はまず自らの再生と業務再開を目指すと共に、被災した学校からの依頼を受け、損傷した楽器の点検・修理を開始しており、そうした被災地の会員社を支援しようと被災しなかった会員社は具体的な支援策の検討・準備を進めてきた。
(全文は2011/07/27発行の「連合通信レコード速報」に掲載)