ソニー・ミュージックグループのA―1ピクチャーズが制作、アニプレックスの配給で6月26日から全国公開されるアニメーション映画「宇宙ショーへようこそ」の公開を前に、史上最長となる本編の冒頭22分間の映像が地上波で放送されることになった。
この「宇宙ショーへようこそ」は、アニメ界注目の実力派クリエイター、舛成孝二氏の劇場初監督作品で、公開前から世界三大映画祭のひとつ、ベルリン国際映画祭のジェネレーション部門や、シドニー映画祭オフィシャル・セレクションへの出品を果たし、"奇跡の歌姫"として日本でも話題を集めたスーザン・ボイルのオリジナル楽曲(フー・アイ・ワズ・ボーン・トゥー・ビー)が主題歌となるなど、注目を浴びている。
その公開(新宿バルト9、シネ・リーブル池袋、渋谷シネクイント他)を控え、本編冒頭の、田舎に住む主人公の小学生5人が、ひょんなことから宇宙へ旅立つまでの作品の導入部分22分を、TOKYO MXで6月13日の深夜12時から放送(再放送16日24時〜)。このほか、TOKYO MXでは公開記念特別番組を20日・23日・30日24時から放送、CS放送のアニマックスでもオリジナル番組「創ったヒト」内で公開直後に本編22分を放送するという。
この地上波事前放送について、アニプレックス勝股英夫執行役員常務は「この映画はオリジナル作品であることから、まずは事前に作品に触れてもらい、劇場へ足を運んでほしいという思いがあり、あえて公開前に地上波最長放送することで、作品を知るきっかけになることを期待している」と述べている。
(全文は2010/6/7発行の「連合通信レコード速報」に掲載)