実演家著作隣接権センター(CPRA)は5日、「SARVH私的録画補償金損害賠償請求裁判」について、同センターHPに、次の通り速報を発表した。
アナログチューナー非搭載のDVDレコーダーに対する私的録画補償金課金の是非をめぐり、私的録画補償金管理協会(SARVH)が株式会社東芝を相手に起こした裁判の控訴審第二回口頭弁論が、7月5日(火)、知的財産高等裁判所で行われた。
今回の口頭弁論において、裁判長はまず当事者双方の代理人に、準備書面の確認を行い、二つの争点(【1】メーカーに対する補償金支払請求及び受領への協力義務を定める、著作権法第104条の5にある「協力」という文言の解釈及び【2】補償金支払の対象となる「特定機器」への当該DVDレコーダーの該当性)について双方主張を出し切ったとして、今後は裁判の進め方及び考えを整理したいとした。第三回口頭弁論は9月13日(火)に開催される。
(全文は2011/07/08発行の「連合通信レコード速報」に掲載)