作曲家の弦哲也さんが26日、千葉県多古町の多古町コミュニティプラザ文化ホールで「頑張ろう千葉!旭市?a演歌福の会 弦哲也と共に」と銘打った東日本大震災チャリティーコンサートを開き、今月22日にキングレコードから新曲「永遠(とわ)の花」(詞・城岡れい、曲・弦哲也)を発売したばかりの島津悦子と愛弟子の北川裕二の二人も参加して、「被災地の皆さんの心に届くように」(島津)と歌でメッセージを送った。
弦さんは千葉県銚子市の出身。「僕が生まれたのは、このホールから車で30分くらい行った所。今回の地震で旭市も大きな被害を受けたので、同じ千葉県人として歌で被災地を応援したかった」と趣旨を語り、縁の深い2人に声をかけて実現したもの。
900人のファンが詰めかけたが、島津は「私は鹿児島出身ですが、震災で苦しんでいる人の事を思うとじっとしていられなくて、4月にキャンピングカーで石巻に行き、炊き出しの手伝いをしました。今回のコンサートでは、私の歌で少しでも元気になっていただけたらと思い、参加しました」と語り、「永遠の花」や前作「涙の河」、弦さんとのデュエットで新曲のカップリング曲「よりそい酒」の3曲を歌唱。福島県郡山市出身の北川は「郡山は地震の被害はほとんどなかったが、原発の風評被害に苦しんでいる。僕も歌で少しでも役にたちたいと思い、7月には宮城に行ってきます」と話し、新曲「港哀歌」と前作「潮来雨情」を歌った。
(全文は2011/06/29発行の「連合通信レコード速報」に掲載)