テイチクエンタテインメント(テイチクE)の山口ひろみ(北島音楽事務所所属)がデビュー10周年を記念して、東京・銀座博品館劇場で20日、「山口ひろみデビュー10周年記念コンサート」を開催した。
山口ひろみは02年5月、「いぶし銀」でデビュー。"北島三郎愛弟子デビュー!! ダイナマイトボイス"として、パンチの効いた歌声を演歌ファンへ届け続け、10周年記念シングル「ゆめ暖簾」(4月20日)はオリコン演歌・歌謡曲部門で現在も好調に推移している。
「ゆめ暖簾」は、作家・山崎豊子が生家の昆布屋をモデルに、戦後の混乱期を生き抜いた親子二代の大阪商人の生き様を描いた処女作「暖簾」をモチーフにした曲。公演では、駆けつけた事務所の先輩の原田悠里(キング)と北山たけし(テイチクE)から激励を受け、山口は同曲や、東日本大震災の被災地である宮城県女川町が舞台となった前作「三陸風みなと」(10年11月24日)、さらに、「一度やってみたかった」とメイドのコスプレ姿で客席を回って歌った「東京ブギウギ」ほかの昭和歌謡など、全22曲を、「被災地の皆さんに届けたい」と、聴衆350人を前に披露した。
(全文は2011/06/24発行の「連合通信レコード速報」に掲載)