渥美二郎(日本コロムビア)が過日、自身が主宰するチャリティーコンサート「人仁の会」(17回目)を東京・杉並区のセシオン杉並で、聴衆580名を集めて開催した。
「人仁の会」は阪神淡路大震災の被災児童救済を目的として95年に発足。生まれた子供たちが高校を卒業するまで毎年1回開催を続けようと、昨年の16回目までで総額4130万1830円の純益金を日本赤十字社や神戸新聞厚生事業団を通じて阪神淡路大震災の被災児童救済のために寄付してきた。
「人仁の会」は残すところあと2回となっていた。しかし、「区切りはなくなった。歌い手は歌うことしか出来ない。体が持つ限り、続けさせていただく」と、今年は東日本大震災へのチャリティーコンサートとして実施。渥美二郎のほか、鏡五郎、島津悦子、西方裕之、山本智子、初出演の若山かずさと市川由紀乃の計7名が出演、全員で計36曲を歌った。
(全文は2011/06/20発行の「連合通信レコード速報」に掲載)