ソニー・ミュージックディストリビューション(代表取締役古澤清、以下SMD)は20日、これまで新譜案内書を送付する形で発信していた新譜案内情報を、来年春にもWEB(インターネット経由での配信)へ完全移行すると発表した。
SMDは今年4月より新譜案内書改訂版の配布を開始しているが、既にスタートしている新譜案内情報サイト"New Release Express"が順調に稼働中であり、WEBならではのメリットが、紙媒体の新譜案内書のそれを上回るという判断から今回、WEBへの完全移行を決断したという。
同社のいうWEBのメリットは、「従来の新譜案内書に比べて、日々の変更事項が更新され、またその変更された箇所がどこなのかも判別できる」をはじめ、「印刷工程が無くなったことによる新譜案内情報の早期開示」「複数メーカーの新譜案内情報を統一されたフォーマットで閲覧が可能」「紙面の制限にとらわれない豊富な情報の掲載」「新譜音源の試聴やジャケット写真、POPデータ等の取得が可能」「新譜案内情報データのダウンロード、エクセルでの並び替えやフィルタリングにより使い易いように加工できる」「情報蓄積によりデータベースが構築される」「発売日(店着日)の発売タイトル一覧と入荷予定数の表示」などを挙げている。
(全文は2011/06/22発行の「連合通信レコード速報」に掲載)