日本音楽著作権協会(JASRAC)が、2009年2月に公正取引委員会から出された排除措置命令の取り消しを求めた審判手続きの最終審判となる第13回審判が1日に開かれ、JASRACの最終意見となる陳述が行われた。
これは、去る2月15日の第12回審判で示された公正取引委員会(以下・公取委)の最終意見に対して、09年2月27日付の排除措置命令は、その原因となる事実認定及び法令の解釈適用の双方を誤ったものであり、主文自体に必要性も相当性も認められないとして、全部が取り消されるべきであると主張する最終意見を提出するとともに、最終意見を踏まえて口頭で意見陳述を行ったもの。
09年5月に開始された審判手続きは今回で終結し、今後は審決を待つことになるが、その審決が何時になるかは不明。今回JASRACが行った意見陳述の概要は次の通り。
(全文は2011/06/06発行の「連合通信レコード速報」に掲載)