日本コロムビアは31日、1977年にリリースした「惑星」を自らリメイクし、新たに書き下ろした「イトカワとはやぶさ」を加えて再録音、6月1日に「惑星ultimate edition」としてリリースする冨田勲の新作完成披露試聴会を、羽田空港国際線ターミナルのプラネタリウムで開催。昨年、日本に大きな感動を呼んだ小惑星探査機はやぶさの生みの親であり、渡辺謙主演による映画化も決定した宇宙航空開発研究機構JAXAの川口淳一郎博士も臨席して新作のサラウンド試聴を行った。
今回の「惑星ultimate edition」は、日本のロケット開発の父、糸川英夫博士と生前親交のあった冨田勲が、糸川博士の孫弟子に当たる川口博士らによる奇跡的な快挙の報に接し、小惑星イトカワと探査機はやぶさの宇宙空間をイメージした新曲「イトカワとはやぶさ」を書き下ろし、同楽曲を加え、全世界で250万枚以上を売り上げたシンセサイザー版「ホルスト霏惑星」のリメイクを自ら敢行。コロムビア創業100周年記念盤のひとつとして、宇宙空間を再現するような4・0チャンネルのSACDサラウンドによる立体音響を収録している。
(全文は2011/06/03発行の「連合通信レコード速報」に掲載)