
日本レコード協会(RIAJ)は2日、去る5月27日開催の定時総会等で決定した北川直樹会長をはじめとする新体制による業界紙懇談会を開催。北川会長が所信を表明すると共に、田口幸太郎専務理事、高杉健二常務理事・事務局長、畑陽一郎理事ら事務局幹部が役員体制や委員会体制などを説明した。
その中で北川会長は、パッケージとネットワークを2本柱とするレコード産業の現状を説明。配信事業は、違法音楽配信、ファイル共有ソフトの横行等で著しく影響を受け、停滞を余儀なくされている実態があり、この6月にも改めて利用実態等を調査するなど、他団体とも協調しながら業界全体で違法対策を強化していくという基本方針を表明。また、パッケージの需要拡大、震災の影響と現状などについても触れ、欧米、特にアメリカ市場なども改めてよく調査・研究し、参考にしながらレコード産業の復興と音楽文化の発展を期すことを表明した。
(全文は2011/06/03発行の「連合通信レコード速報」に掲載)

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