日本レコード協会(RIAJ)は23日、2011年4月度のレコード生産実績をまとめ、次のように発表した。
これは、RIAJ加盟全社の出荷実績(会員社受託の非会員社からの委託分を含む)を集計したもので、4月1ヵ月間の音楽ソフト(オーディオレコードと音楽ビデオの合計)生産実績は、数量で前年同月比90%の1711万枚、金額で同99%の206億円となった。その内訳は、オーディオレコードが数量で同91%の1374万枚・巻、金額で同98%の154億円、音楽ビデオが数量で同86%の337万枚、金額で同100%の52億円のそれぞれ。シングル盤が引き続き数量(同110%)、金額(同121%)ともに前年同月実績を大きく上回る結果となった。
この4月度を加えた1〜4月累計実績は、オーディオレコードが数量で前年同期比93%の5980万枚、金額で同じく93%の654億円と、3〜4月の東日本大震災の影響を受ける生産実績となったが、音楽ビデオは好調だった1〜2月の実績もあって累計の数量は同111%の1701万枚、金額も同127%の231億円と好調に2桁伸長を記録。音楽ソフトの累計実績は、数量では同97%の7681万枚と前年実績を下回っているが、金額では同100%の885億円と、大震災があったにもかかわらず、ほぼ前年並みの実績で推移している。
(全文は2011/05/25発行の「連合通信レコード速報」に掲載)