67年のデビュー以来、透明感のある美しい歌声で親しまれ、今年1月に45周年目を迎えた、ドリーミュージックの森山良子が過日、「森山良子デビュー45周年記念コンサートツアー」東京公演(2日間)をBunkamuraオーチャードホールで開催した。
コンサートでは、「心は成長していないのに、あっという間の45年。悲しいことがたくさんありましたが、(復興のために)バリバリ歌っていきます」と、力強いメッセージと共に、彼女の原点であるギター弾き語りで、ファン2000人を前に、「思い出のグリーン・グラス」、「恋はみずいろ」、「悲しき天使」、ミリオンセラー「禁じられた恋」や、デビュー曲「この広い野原いっぱい」などのヒット曲を、45年のキャリアを辿るようにメドレーで披露。第1部のラストには「さとうきび畑」を10分18秒のフルヴァージョンで歌唱した。ジャズのスタンダートナンバーでスタートした第2部では、プロデューサーにムーンライダーズの鈴木慶一を迎えた、45周年両A面記念シングルと「6つの来し方行く末/Verse〜ほほえみに包まれて〜」(7月27日)を、いち早くファンに披露した。
(全文は2011/05/16発行の「連合通信レコード速報」に掲載)