水森かおり(徳間ジャパン/長良プロダクション)が8日、昨年発売した「松島紀行」の舞台となった宮城県松島町の避難所を訪れ、被災者を励まそうと「松島紀行」を歌唱した。
水森は昨年来、同楽曲の縁で松島町の観光親善大使を務めており、震災後ようやく訪問が実現した。今回は町内の手樽地域交流センター、東部地域交流センター、品井沼農村環境改善センターの3ヵ所を訪問したが、品井沼農村環境改善センターでは、2ヵ月近くも不自由な生活を強いられている被災者が水森を熱烈に歓迎。彼女の歌声に涙を流す被災者もいて、記念撮影や握手、リクエストに応えながら、最後は同所にいた人たち全員で、昨年のNHK紅白歌合戦でも歌唱した「松島紀行」の大合唱となった。
水森は「今まで『松島紀行』を歌っていいものかと悩んできました。でも今日、松島の皆さんの笑顔に接し、逆に私が励まされ、力をいただけた気がします」と話し、続けて「明日から胸を張って『松島紀行』を歌い、元気な松島を全国へ発信していきたいと思います。一緒に頑張っていきましょう」とコメントした。
(全文は2011/05/11発行の「連合通信レコード速報」に掲載)