日本コロムビアとビクターエンタテインメントの両社は?z日、コロムビアの筆頭株主である(株)フェイス(本社・京都、平澤創社長)が開発・運用するシステムを活用して、通販事業において業務提携することで合意した。
コロムビアとビクターは、老舗メーカーとして長い歴史を背景に豊富な楽曲を保有し、その価値の最大活用に向けて、コロムビアファミリークラブ(66年設立、約65万人)や、ビクターファミリークラブ(72年設立、約80万人)など、それぞれの強みを伸ばしながら、シニア層を中心とした顧客基盤を持つ会員制の通販事業を行っている。音楽CD市場は全体としては減少傾向にあるが、シニア世代の人口増加に伴い、その世代ニーズに合致したオリジナル企画商品等を展開する通販事業は、今後の成長が期待できることから、今回の業務提携が実現した。
コロムビアは既に、フェイスと共同で通販事業における「受注」「決済」「配送」などの業務を一貫して効率的に運用できるフルフィルメントシステムを共同開発しており、ビクターも同システムを活用する業務提携を行うことで合意し、5月1日より業務を開始。この業務提携により、カタログ制作・発送業務、受注業務、商品配送業務、カスタマーサポート業務などが、より効率的に運用することが可能となったもので、今後は両社の共同企画による独自の商品開発などについても、順次検討を進めるという。
(全文は2011/5/2発行の「連合通信レコード速報」に掲載)