氷室京介(EMIミュージック・ジャパン=EMI)が東日本大震災の震災被災地復興支援を目的とするチャリティ公演を6月11日、東京ドームで行う。公演は可能な限り節電に配慮し、最小限の電力、機材で行い、収益金全額を復興義援金として寄付する。
当初、同日同会場で彼の50歳のアニバーサリー公演を予定し、3月14日に発表を行う準備を進めていた。氷室は米ロサンジェルスを拠点としているため、震災発生時は日本にはいなかったが、CNNなどの震災被害の報道映像に愕然とし、開催発表を見送るとともに、自分が行える支援方法は何かと公演自体の見直しを行い、今回のチャリティ開催を決定した。
氷室にとって東北地方は縁の深い地のひとつ。約30年のキャリア(バンド6年、ソロ23年)の中で、現在のロックフェスの先駆けとして宮城県で行われていた「ロックンロールオリンピック」に、85〜87年はBOφWYで出演、90年にはsp≒eed名義でシークレット出演し、今年1月にも盛岡、仙台、郡山に自身の全国ツアーで訪れたばかり。

（全文は2011/4/22発行の「連合通信レコード速報」に掲載）