作家・三島由紀夫は、昨年11月に没後40年を迎えた。これを記念して出版された三島に関する著作や小説は実に30点以上を数え、また昨年から三島作品の舞台が次々と再演されるなど、三島由紀夫の人気は今なお健在である。
三島由紀夫の作品は自ら出演したものを含めて数多く映画化されているが、?角川書店映画営業本部(角川映画)では、そのなかから上映可能な23作品を選び、5月14日(土)から6月3日(金)まで角川シネマ有楽町において上映する。
三島由紀夫の傑作を映像化した「炎上」(市川崑監督)や「美徳のよろめき」(中平康監督)、幾度も映画化された「潮騒」4作品、初期の作品「にっぽん製」(島耕二監督)、三島自身が監督・主演した「憂国」などがラインナップされている。上映スケジュールは次の通り。
▽5月14日〜17日「炎上」「人斬り」「憂国」「潮騒64」「黒蜥蜴68」▽5月18日〜21日「獣の戯れ」「永すぎた春」「剣」「音楽」「からっ風野郎」▽5月22日〜25日「にっぽん製」「肉体の学校」「潮騒64」「黒蜥蜴62」「憂国」
▽5月26日〜28日「お嬢さん」「憂国」「人斬り」「燈台」「不道徳教育講座」▽5月29日〜31日「美徳のよろめき」「潮騒75」「複雑な彼」「愛の渇き」「春の雪」▽6月1日〜3日「憂国」「剣」「潮騒71」「炎上」「人斬り」。
(全文は2011/4/25発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)