映画のフィルムからデジタルへの変革が続く中にあって、東映は東京撮影所内に6月、東映デジタルセンターをオープン、映像のデジタル化に全て対応できるような体制を整えた。映画のみならず、テレビ番組の製作も数多く手がける同社としては2011年のテレビの完全デジタル化に合わせてデジタル映像の製作に本腰を入れており、東映デジタルセンターは東映の今後の大きく貢献することになりそうだ。東宝は100億円を投じて東宝スタジオの全面改修を2期に分けて行ってきたが、その最後の工事としてポストプロダクションセンターが9月1日に竣工、同月29日に関係者にお披露目した。同センターは東映のデジタルセンター同様あらゆるデジタル映像に対応できるよう設備が完備、デジタル映像製作の中枢を担うことになった。
(全文は2010/12/27発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)