2010年も東宝の好調ぶりが目立った。興行収入100億円突破作品はなかったものの、「借りぐらしのアリェッテイ」、「踊る大捜査線 THE MOVIE ヤツらを解放せよ!」、「THE LAST MESSAGE 海猿」、「のだめカンタービレ 最終楽章」等の作品が大ヒットした他、「告白」、「悪人」といった地味な作品が予想を上回るヒットとなり、「悪人」の深津絵里がモントリオール世界映画祭で主演女優賞を受賞するなど注目を集めた。東宝の2010年11月末の興行収入は686億8、680万3、568円となっており、2009年の同時期対比で111・5%と上回っている。12月も1日(水)から公開した「SPACE SATTLESHIP ヤマト」が好調な入りを見せており、歴代最高成績も期待できそうだ。
(全文は2010/12/27発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)