2010年の映画界は3Dの話題につきたといっても過言ではない。ここ数年低迷を続けた外国映画に対して邦画が元気なことから"邦高洋低"といわれてきたが、2010年は正月作品として公開した3D作品「アバター」(FOX)が大ヒット、他に、「トイ・ストーリー3」(WDSJ),「アリス・イン・ワーンダーランド」(WDSJ)と3本のアメリカ映画が興行収入100億円を突破したがいずれも3D作品だった。3D作品の場合、通常料金に3D料金として3、400円プラスしているためヒットした場合興行収入が大きく伸びるというメリットがある。その半面、シニア料金の場合いっきに料金が30〜40%もアップすることから一部では不満の声も聞かれた。ちなみに、2010年12月現在も全国スクリーン数は3、415スクリーン、うち3D上映可能スクリーンは759スクリーンとなっている。
(全文は2010/12/27発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)