松竹は12月13日(月)午後3時から築地の松竹本社10F大会議室で迫本社長、野田、我孫子両専務、それに山田洋次監督が出席して「山田洋次監督50周年プロジェクト」について発表した。
それによると、山田洋次監督は1961年「二階の他人」で監督デビュー以来、来年2011年で監督生活50周年を迎えることから松竹では全社をあげてプロジェクトを展開していくことになった。その取り組みは映画、演劇、ビデオの3部門に及び、まず映画は山田洋次監督83本目の作品に「東京家族」を決定、2011年4月からクランクイン、6月にクランクアップ、9月に完成の予定で2012年新春に公開を予定している。同作品は松竹大船撮影所の先輩にあたる小津安二郎監督にオマージュを捧げる作品で現代の日本の家族の物語。キャステングは近日中に決定の予定。
演劇の「東京物語」は、2010年1月、三越劇場の新派公演としてやはり小津安二郎監督作品である「麥秋」を山田洋次監督が脚本・演出して話題となったが、今回はその第2弾として2011年1月2日(月)〜1月24日(火)まで再び山田監督の脚本・演出で三越劇場において新派公演を行うもの。
(全文は2010/12/15発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)