12月1日(水)は「映画の日」。第55回中央式典が同日午後1時半から有楽町・朝日ホールで開催され松岡功執行委員長の挨拶に続き、永年勤続功労章受賞者94名の表彰、特別功労章3名(高岩淡、故小林桂樹、故木村威夫の3氏)の表彰がおこなわれた。式典に引き続き、第36回「城戸賞」の表彰、全興連主催による第28回「ゴールデングロス賞」の表彰が行われた。なお、松岡功執行委員長の挨拶の要旨は次の通り。
「永年勤続功労章、特別功労章受賞の皆さまに心より御礼とお祝いを申し上げます。本年の国内映画興行は上半期は邦画の「ワンピース」「のだめカンタービレ最終楽章前篇・後篇」、洋画の「アバター」「アリス・イン・ワンダーランド」などの作品が好稼働しました。夏興行以降も「借りぐらしのアリエッテイ」「踊る大捜査線THE MOVIE3ヤツらを解放せよ」、洋画では「トイ・ストーリー3」「インセプション」など好調で、10月末現在で前年比113・7%となっています。正月作品の成績次第では昨年の年間成績動員1億6、929万人、興行収入2、060億円を大幅に超えて過去最高となる勢いです。スクリーン数の動向は8サイトのシネコンが新規にオープン、4サイトが閉館、また単館の閉館もあり、全国で3、415スクリーン、前年末より19スクリーン増になると予想されます。シネコンが2、772スクリーン、一般館が643スクリーンでシネコンのスクリーンシェアが81・2%になりました。またデジタル機器を備えていのは954スクリーン、そのうち3D上映可能なのは759スクリーンとなりました。デジタル及び3D対応スクリーンは今後益々増えるものと予想されます。」
(全文は2010/12/03発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)