東京国立近代美術館フィルムセンター(NFC)ではユネスコ「世界視聴覚遺産の日」(10月27日)記念特別イベントとして11月6日(土)正午からと午後4時からの2回、中央区京橋のフィルムセンター大ホールにおいて「3D映画の歴史」を開催する。
同催しはミュンヘン映画博物館ディレクターであり、3D映画研究家でもあるシュテファン・ドレスラー氏を招き、リュミエール兄弟による初期の立体映画(1935年)やロシア初の立体長編劇映画「Robinson Kruzo」(1947年、アレクサンドル・アンドリエフスキー監督)をはじめ、ドレスラー氏自身がこれまでに採集した珍しい3D映画の歴史をたどる講演を行う。紹介される初期の貴重な資料はソビエト映画「Robinson Kruzo」(1947年、アレクサンドル・アンドリエフスキー監督)、ドイツ映画「Weisser Traum」(1953年、クルト・エンゲル監督)、「ツァイス・イコン社のシステム図解」、アメリカ映画「The Bubble」(1966年、アーチ・オボラー監督)など。
(全文は2010/10/29発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)