シルバーウィークは終わった。ことしは「海猿」「バイオハザード4」の邦洋2大作が牽引車となり、20億円ていどの作品が続くという興行。前半をかなり上回る好成績を挙げている。
これまで秋は行楽、学園イベントなどのシーズンと敬遠しがちだった洋画各社も、そろそろ考え方を改めたほうがよさそうだ。
新番組の「十三人の刺客」「君に届け」の東宝2作品はいずれも20億円を視野に入れるスタートを切った。
主要作品の土日2日間の動員数は次の通り。
「十三人の刺客」は40代、40代が50%以上、男性が60%という客層。T梅田2171、なんば2093、二条1671、OS神戸1196、八尾1192など。割にキャパの少ないスクリーンでの上映だったが、時代劇ファンに好評のようで、平日も手堅い興行が望めそうだ。
「君に届け」は、全く正反対の客層。女子中高校生が50%以上、ついで20代。女性が80%以上。学園祭シーズンのはしりだったが、T梅田2565、なんば2125、二条1662、OS神戸1698などと賑わった。
(全文は2010/9/29発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)