松竹は興行及びマスコミ関係者を招き、4月24日午後1時から銀座・時事通信ホールで7月27日(土)から夏休作品として公開するハリウッド映画「終戦のエンペラー」(監督ピーター・ウェーバー、出演トミー・リー・ジョーンズ、マシュー・フォックス、初音映莉子、西田敏行他)の発表会見を開催した。同会見には奈良橋陽子、ゲイリー・フォスター、野村祐人の3人のプロデューサー、日本側出演者の初音映莉子、西田敏行、中村雅俊、伊武雅刀、片岡孝太郎が出席した。
今回の「終戦のエンペラー」はハリウッドで活躍する奈良橋陽子が中心となり、ゲイリー・フォスター、息子の野村祐人、ラス・クラスノフと共同プロデュースの形で製作した作品。彼女はスティーブン・スピルバーグ監督の「太陽の帝国」、トム・クルーズと渡辺謙の共演で話題となった「ラスト・サムライ」、「SAYURI」、「バベル」、「ラーメンガール」、「47RONIN」などキャスティング・デレクターとしての活躍が目立つが、父親が外交官で海外での生活が長かった関係でキャリアはまず女優としてデビュー、舞台演出、映画監督も手掛けるなどハリウッドを中心に多彩な活躍を続けている。今回の作品も日米を結ぶ題材ということで映画化を決め、自らからキャスティング・デレクターもつとめている。同作品、現在アメリカでは公開中で好評を博しているという。「ラスト・サムライ」が日本では大ヒットしているだけに「終戦のエンペラー」に対する関係者の期待は大きいようだ。