第26回東京国際映画祭は10月17日(木)から25日(金)まで開催されるが依田巽チェアマンから椎名保デレクター・ジェネラルに代わり、新たなコンセプトと4つの戦略が次のように固まった。
《コンセプト》
「作品重視の映画祭」=映画祭本来の魅力である作品のクオリティをより一層追及し、世界に誇れる良質な作品を、東京で楽しめる「作品重視」の映画祭へ。
《4つの戦略》
1国内外へ向けた映画の情報発信基地=アジアでトップの映画祭として、世界中から集まる優れた映画を国内外へ紹介。また、日本を中心としたアジアの才能を海外へ発信していく基地としての役目を担う。
2クリエイターに陽を当て、世界へ羽ばたくステージを作る=次世代を担う人材を積極的に紹介し、各国映画祭との連携を深めることで、新たな才能が世界へと羽ばたいていくステージを創りだす。
3若い映画ファン層の創出=若者が支持するコンテンツ、魅力的なイベントを通じて、日本の映画業界にとって大きなテーマである未来の映画ファン創出へ本格的に取り組む。4誰もが参加できる国際映画祭=新たな作品部門を創設し、国内外の映画業界人や関係者、映画ファンのみならず、誰もが開催を心待ちにする映画祭を目指す。