山田洋次監督が文化勲章を受章した。映画監督の文化勲章受章者は黒澤明監督、新藤兼人監督に次いで山田洋次監督が3人目となる。すでに黒澤明、新藤兼人監督は他界、現役監督としては山田洋次監督が最高齢となる。その山田洋次監督の最新作「東京家族」は監督生活50周年記念作品として2013年1月19日(土)から全国公開される。松竹ではすでに山田洋次監督の「東京家族」に続く作品として「小さいおうち」を発表し2014年1月に公開するとしているが、次回作が公開される前にその次の作品を発表するというのは異例のこと。見方によってはそれだけ山田洋次監督にたよらざるを得ないというのが松竹の現実なのかも知れない。松竹の救世主といっても過言ではない山田洋次監督に1本でも多くの作品を撮ってもらいたいのは山々だが、81才という高齢を考えればもう少し、仕事をセーブしてもらった方がいいようにも思えるのだが…。