日本の興行会社の中にあっては東急レクリエーションが最も積極的で全米7スクリーンでIMAXデジタルシアターを経営しているが、佐々木興業が今年の年末新たに2スクリーンオープンしたことにより東急レクリエーション7スクリーン、ユナイテッド・シネマ、佐々木興業各3スクリーン、ヒューマックスシネマ1スクリーンと日本国内に合計14スクリーンのIMAXデジタルシアターが誕生した。アメリカに比べるとその数はまだ10分の1程度だが、今後どこまで増えていくのか注目される。
気になるのは邦画のメジャー系興行会社(TOHOシネマズ、松竹マルチプレックスシアターズ、ティ・ジョイ、角川シネプレックス)がIMAXデジタルシアターの開発にまったく関心を示しておらず、今もって1館も開設されていないことだ。「3DやIMAXシアターは邦画には欠かせない」というのがその理由のようだが、いずれ開設に戻り出すのかどうか注目される。