クリスマス・ソングがあちらこちらに流れた3連休。正月映画の最後を飾る新作が公開された。
21日(金)には「レ・ミゼラブル」(東宝東和)が公開された。ヴィクトル・ユーゴの原作小説よりも、いまではミュージカルの舞台のほうで広く知られる物語。それをヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウら人気スターが出演して映画化された大作。公開前の評判やメディア媒体を使ったPRも功を奏して、ミュージカル・ファンを軸に30代40代が中心の客層。クリスマスとあってカップルが多く、男性が男女比は4対6といったところ。4日間で大阪ステーション4、990人、706万円、T梅田6、380人、883万円、梅田ブルク1、720人、237万円、なんばパークス2、650人、356万円、T二条2、360人、309万円、ミント神戸3、860人、511万円。
一方、邦画では「大奥〜永遠〜[右衞門佐・綱吉篇]」(松竹、アスミック)が22日からスタートした。人気コミックを原作に2010年に公開されたシリーズ第1作「大奥」はおよそ23億円を稼いだ。さらに、テレビドラマ「大奥〜誕生〜[有功・家光篇]」が今秋から年内まで放送されるなど、作品内容はすっかり浸透、20代から30代を中心に幅広い客層を集めた。3日間で大阪ステーション1、620人、220万円、梅田ブルク720人、99万円、なんばパークス1、370人、186万円、M京都840人、109万円、神戸国際720人、97万円。
今年の全体の興行収入は不振だった昨年から持ち直して、例年並みの2、000億円程度の数字を見込めそう。来年はさらなる増収を期待したい。