東京国立近代美術館フィルムセンターは、「ポスターでみる映画史Part1『西部劇の世界』」を2013年1月8日から3月31日まで開催する。
第1回となるこの展覧会「西部劇の世界」では、世界映画史において特権的な地位を占めるこのジャンルに光を当てるポスター展。ジョン・フォード監督とジョン・ウェインのコンビが創造した傑作群はもちろん、ゲイリー・クーパー、ジェームズ・スチュワートら往年の美男スターの出演作から、クリント・イーストウッド、ケヴィン・コスナーらが挑んだ近年の西部劇まで、戦後に公開された名作の日本版ポスターを通じてその系譜をたどるもの。
また、ワイアット・アープやビリー・ザ・キッドといった実在の人物像の映画化に注目するとともに、本拠地である合衆国のほか、イタリアの「マカロニ・ウェスタン」をはじめとするヨーロッパ産西部劇にも視野を拡げ、さらにこれを日本映画に移植しようとした試みにも触れる。
なお、開室時間は午前11時から午後6時30分、料金は一般200円、大学生・シニア70円、高校生以下及び18歳未満無料。