映連は15日(木)正午から映連会議室で11月定例理事会を開催、次の諸事項の報告、確認を行った。
一、デジタル時代の映画の保存と視聴についての件=デジタル保存が難しいことから保存問題が世界的課題とな っており、日本では5社(松竹、東宝、東映、角川、日活)を中心に映像保存問題を研究していくことになったことを報告、確認。
一、日本シナリオ作家協会との交渉についての件=NOTTVなど新しい媒体にたいする使用規定がないため検討してほしいとの申し入れがあったことを報告、確認
一、平成23年度分私的録画補償金報告の件=この問題をめぐる裁判で補償金を支払わないとする東芝が勝訴したことで、私的録画補償金は実質的に廃止せざるを得ない事態になったことを報告、確認。
一、第38回「城戸賞」選考結果報告の件=入選に「この醜く美しき世界」(麓貴宏・21歳)、準入賞に「空はまだ遠くにある」(近藤紫乃・20歳)、「らくだの行水」(箕輪京子・37歳)が決まったことを報告、確認。
一、第55回アジア太平洋映画祭の件=昨年、台湾での開催予定が中止になったことから開催地が再検討されていたが、マカオが開催に名乗りをあげたことから急遽、12月13日から16日までマカオで開催されることが決まったことを報告、確認
一、第25回東京国際映画祭報告の件=報告、確認。
一、第4回「午前十時の映画祭」後援名義使用願いの件=了承。
一、その他=1.日本の映画産業及びテレビ放送産業の経済効果に関する調査報告書/三菱総研の調査結果を報告、確認。
一、礼状・「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2012」「MPTE AWRDS2012」からの礼状を報告、確認。
一、次回定例理事会開催日=12月20日(木)午前11時から東京會舘「アイボリールーム」で開催を確認。