9日間にわたって開催された第25回東京国際映画祭が10月28日(日)無事閉幕した。同日午後午後2時からTOHOシネマズ六本木ヒルズでクロージングセレモニーが開かれ各賞の授賞式では次の通り授賞が行われた。なお、5年間にわたり映画祭チェアマンを務めた依田巽氏(ギャガ株式会社社長兼会長)が勇退、椎名保氏(株式会社角川書店取締役相談役)が就任することも合わせて発表された。授賞作品及び受賞者は次の通り。
▽東京サクラグタンプリ・「もうひとりの息子」(仏)▽審査員特別賞・「未熟な犯罪者」(韓国)▽最優秀監督賞・ロレーヌ・レヴィ(「もうひとりの息子」)▽最優秀女優賞・ネスリハン・アタギュル(「天と地の間のどこか」トルコ/ドイツ)▽最優秀男優賞・ソ・ヨンジュ(「未熟な犯罪者」)▽最優秀芸術貢献賞・バンカジ・クマール/「テセウスの船」(インド)撮影監督▽観客賞・「フラッシュバックメモリーズ3D」(日本)。
▽TOKYO Earth Grand Prix・「聖者からの食卓」(ベルギー)▽同・審査員特別賞・「ゴミ地球の代償」(イギリス)。
▽最優秀アジア映画賞・「沈黙の夜」(トルコ)▽アジア映画賞 スペシャル・メンション・「ブワカウ」(フィリッピン)▽同・「兵士、その後」(スリランカ)▽同・「老人ホームを飛び出して」(中国)。
▽日本映画・ある視点・作品賞・「GFP BUNNYータリウム少女のプログラムー」(日本)。
▽TIFF特別感謝賞・レイモンド・チョウ(香港)。
なお、今回の映画祭の劇場入場者数は3万9、786人(上映作品数112本、総上映回数278回)、共催・提携企画入場者数は15万7、300人、グリーンカーペット・アリーナ等イベント動員数は約4万8、000人だった。