本年9月10日に、創立100周年を迎えた日活株式会社(佐藤直樹社長)は、2011年10月のニューヨーク・リンカーン・センターを皮切りに、世界各国で日活創立100周年《世界巡回上映》を行ってきたが、10月26日(金)から28日(日)まで米国・南カリフォルニア大学で行う上映会とシンポジウムでフィナーレを迎える。
フィナーレの会場となる南カリフォルニア大学(略称・USC)は、米国西部で最も伝統ある私立大学として知られ、全米トップに評価される学部も多数擁している名門大学。中でも、1929年に設立された映画芸術学部は、ジョージ・ルーカス、ロバート・ゼメキス、ロン・ハワードなどの著名な監督や役者・スタッフを多数輩出し、ハリウッドから長年にわたり高い注目を浴びている全米最古にして最高の映像関連教育機関である。その由緒あるUSCの招待をうけ、世界巡回上映のフィナーレを飾る旧作特集上映とシンポジウムが開かれることになったもの。なお、上映作品は次の通り。
「ビルマの竪琴」、「幕末太陽伝 デジタル修復版」、「錆びたナイフ」、「恋人たちは濡れた」、「にっぽん昆虫記」、「縄張はもらった」、「洲崎パラダイス赤信号」、「刺青一代」。