鳥山明原作で1984年から「週刊少年ジャンプ」(集英社)に連載をスタート、1995年までの約10年半にわたって人気を博した「ドラゴンボール」。単行本は24ヶ国語に翻訳され、全世界発行部数2億3、000万部という日本を代表する漫画作品だ。
1986年からフジテレビ系でアニメーションが放映され、「ドラゴンボール」「ドラゴンボールZ」「ドラゴンボールGT」は11年間の平均視聴率が20%を超え、全世界40ヶ国で放送されるなど、世界中で不動の人気を確立した。アメリカメジャー・スタジオの20世紀フォックス映画が実写版で映画化したこともある。その"世界のドラゴンボール"を原作者である鳥山明が初めて脚本の段階から製作に深く関わり、一貫して鳥山作品を映像化してきた東映アニメーションの最新技術により、アニメ映画化されることになったもの。劇場版は18作目、17年ぶりの劇場公開となる。
アニメーションシリーズの「Z」と「GT」の間、原作517話で魔人ブウとの戦いが終わった後、518話までの空白の10年間に起こったエピソードが初めて描かれる。
(全文は2012/07/23発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)