東宝配給で大ヒット中の「テルマエ・ロマエ」でローマ人の風呂職人役で主演している阿部寛が東映が来春公開する「つやのよる」(監督行定勲)に主演することが決まった。
同作品、直木賞女流作家・井上荒野(小説家・井上光晴の長女)の同名小説(新潮社刊)の映画化。
阿部寛演じる主人公は奔放な妻に振り回され続けながら、愛のために生きる男。共演者はまだ発表されていないが、撮影は6月1日からすでにクランクインしており、7月末にはクランクアップ、10月に完成の予定。製作プロダクションはセカンドサイト パイプライン。
阿部寛は東宝が今年1月28日(土)から公開した「麒麟の翼」にも主演しており、今年上半期東宝配給作品2本に主演、さらに東映の来春公開作品「つやのよる」での主演とこのところその活躍ぶりが目立つ。一方、行定勲監督は「GO」、「世界の中心で愛を叫ぶ」、「春の雪」などこれまで東宝配給作品を中心に手掛けてきたが、今回は阿部寛と共に東映配給作品への挑戦となる。
(全文は2012/6/20発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)