松竹は5月3日(祝)から「京都四條南座を1日中楽しめるミュージアム化」企画を実施しているが、歌舞伎の常連客以外の一般の人たちも多数来場、盛況見せている。この催し、南座全体が展示スペースとなっており、「玉三郎"美"の世界展」、「舞台体験ツアー」(5月8日で一旦終了、5月28、29日再実施)、「南座特製スイーツ」などの企画を公演と同時開催するもので、6月24日(日)までの期間限定。会場は女性客、夫婦、家族連れを中心とした幅広い層でにぎわっている。各ロビーにて衣姜、貴重な小道具、舞台写真、ポスター、6歳の頃の秘蔵映像、プライベート写真、"楽屋再現"等を展示。玉三郎本人が照明等の監修を行うなど、南座のレトロな空間を生かして、徹底的に"美"にこだわった内容となっている。今回の展示は250店を超えるが、それらの写真を収めた図録「玉三郎?美?の世界展」(3、500円)も販売している。
(全文は2012/5/25発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)