世界3大映画祭のひとつである「ヴェネチア国際映画祭」を開催しているイタリアが新たに「ローマ国際映画祭」を国際映連の公認映画祭にしてほしいとの申請を国際映連(ルイス・アルベルト・スカレジャ会長)に行っており、カンヌ国際映画祭開催中の現地時間5月19日(土)午前9時30分からカンヌのHotel Majiestic Barriere-salon la Bauleで開催される国際映連総会で検討されることになった。
大谷信義日本映連会長(松竹株式会社代表取締役会長)は欠席するため、同総会には映連参与の株式会社角川書店代表取締役専務の椎名保氏が代理として出席するが、17日(木)開催した映連の5月定例理事会で「ローマ国際映画祭」の国際映連承認問題を検討した結果、「ローマ国際映画祭」の開催時期が「東京国際映画祭」の開催時期とほぼ重なるため、イタリア側が「ローマ国際映画祭」の開催時期を「東京国際映画祭」と重ならないように変更しない限り反対するとの結論に達し、椎名氏がカンヌでの国際映連総会の席でその旨、発言することになった。
(全文は2012/5/21発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)