東宝・島谷能成社長は1月4日社内年賀交歓会で次のように挨拶した。
「皆さまあけましておめでとうございます。昨年のことが夢のように本当に穏やかで静かなお正月でした。今年ほどお正月の有難みを感じた年はなかったです。東日本大震災で傷ついた日本が翼を休めてゆっくり休みなさいということだったんじゃないかと思います。穏やかなお正月ですが、一歩外に出たら厳しい寒風が吹いておりました。同じように日本の経済にも冷たい風が吹いているんじゃないかと思います。その中で我々の仕事は、休む事なく始まっております。映画では、正月稼働作品ベスト10のうち5作品を東宝配給作品が占める結果となり、非常に好調に稼働しました。演劇も帝国劇場、シアタークリエともにお正月興行はスタートしております。映画演劇ともにまずまず堅いスタートとなりました。エンターテイメントの力で日本を明るくし、復興の一助になればと思っております。
(全文は2012/1/6発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)