W杯サッカー、オランダ戦は時差の関係で土曜夜8時30分のキックオフ。43・5%(関西)の高視聴率に沸いた。日曜も各メディアは終日、日本の健闘を報道した。
新番組にさしたる作品がなかったせいもあるが、映画興行はパッとしなかった。
一人気を吐いたのが3週目を迎えた「告白」(東宝)。今週も前週を上回る好成績で、30億円を視野に入れるほどの勢いだ。
6月は作品難に泣かされた各サイトとも7月は東宝3作品とディズニーの「トイ・ストーリー3」に期待をかける。
「告白」は珍しくテレビ局が絡まない作品で、出足はそれほどではなかったが、今年度No1との評価と口コミが効いて尻上りの好成績。T梅田の土日動員数は4343人(前週比15%アップ)、Tなんば3092(13%アップ)など。
16日間で全国興収は15・5億円。社会派のこのドラマはファミリ―ピクチャーが多い夏休みでは、さらに期待が持てると東宝は見ている。
7月の期待作は何といっても3日からの「踊る大捜査線3」。03年7月公開で173・5億円の大記録を樹立した前作にどこまで迫れるか。
(全文は2010/6/23発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)