6月11日(金)からパラマウント ピクチャーズ配給「アイアンマン2」がTOHOシネマズスカラ座他全国414館で公開され金土日の最初の週末3日間成績は動員26万4、092人、興行収入3億4、326万0、700円となった。前作「アイアンマン」のオープニング3日間成績と対比すると興収比で134%と大きく上回っている。
6月12日(土)からはワーナー・ブラザース映画の配給により丸の内ルーブル他全国155館で北野武監督の注目のバイオレンス映画「アウトレイジ」が公開され土日2日間で動員10万6、138人、興行収入1億4、530万9、000円をあげ、公開館数が少ない割には順調なスタートとなった。
同じく12日(土)から東宝配給によりTOHOシネマズ日劇他全国301館で「Flowers」が公開されたが土日2日間成績が動員4万3、060人、興行収入5、494万6、600円と東宝配給作品にしては低調なスタートとなってしまった。蒼井優、鈴木京香、竹内結子、田中麗奈、仲間由紀恵、広末涼子の6大女優の競演する本格的女性映画として期待されたが思わぬ期待はずれのスタートとなってしまった。女性三代の生きざまを描いた本格的な女性映画であるにも関わらず若い女性から関心がもたれなかったこと、逆に華やかなキャスティングで若い女性向き映画ととられたことがシニア層の女性から支持されない要因となってしまったようだ。ただ、水曜日のレディスデーの結果を見てみないと本当に若い女性層からもシニア層の女性からも支持されていないかどうかは分からない。
なお、続映作品ではワーナー・ブラザースの配給で6月4日(金)から丸の内ピカデリー他全国401館で公開中の「セックス・アンド・ザ・シティ2」が6月13日(日)現在10日間で動員57万5、257人、興行収入7億4、022万2、600円となっている。
(全文は2010/6/16発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)