サッカーW杯南アフリカ大会の開幕で、映画興行は夜の時間帯は多少の影響はあるかもしれない。
新番組の「アイアンマン2」(パラマウント)「アウトレイジ」(WB)は好調。単館系の「FLOWERS」(東宝)「クレイジー・ハート」(FOX)はまずまず。2週目の「告白」(東宝)は口コミが効いて尻上りの勢いだ。
主要作品の土日2日間の動員数は次の通り。
「アイアンマン2」はかなり宣伝費をかけ、テレビ、新聞などの露出が目立った。金曜初日で3日間の動員数はT梅田3294、梅田ブルク7 1229、Tなんば2815、なんばパークス1993、二条1503、M京都1255、OSミント神戸1541など手堅いスタート。
20代後半から40代の男性が中心。女性も30%近く来ている。出足は第1作(10億円弱)を超え同社の「シャッターアイランド」(17億円)を上回るという。
北野武監督の「アウトレイジ」は、何かと話題先行だったが、梅田ブルク7 1260、梅田ピカデリー750、なんばパークス1863、Tなんば730、OSミント神戸910など。30代後半から上の客層で男性が約70%。2ケタ確保が目標か。
「FLOWERS」はT梅田762、Tなんば528など。「クレイジー・ハート」はT梅田775、京都シネマ436など。
「告白」は作品の評価がひろがり、T梅田は3837(1週目の115%)、Tなんば2806(同105%)など。土日全国興収は2・8億円は、珍しく1週目を上回り、9日間で8・9億円と尻上りの勢いだ。
(全文は2010/6/16発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)