学校法人城西大学(東京都千代田区・水田宗子理事長)と日活株式会社(東京都文京区・佐藤直樹社長)は6月10日、「連携協力に関する包括協定」を締結した。これは城西国際大学(柳澤伯夫学長)に2011年4月、城西国際大学メディア学部映像芸術コースが開設されることになり、日活と連携することになったもので、同コースに入学した学生は教養課程の2年間を千代田区紀尾井町のキャンバスで学び、専門課程の後半2年間を都下調布市の日活撮影所で現場実習を行うことになる。
首都圏では唯一の、実際の撮影所を学びの場とする新しい実践教育を行うもので、映画・映像・音楽・芸能の各分野においてデジタルテクノロジーをベースとする専門教育を提供し、エンタテインメント業界で活躍する新時代のメディアクリエイターの育成を目指す。
日活では、1975年に日活芸術学院を設立し、35年間にわたり撮影所を学びの場とする映像教育を行ってきており、メディア学部映像芸術コースは、日活芸術学院の全面協力を得て、専門実習、インターンシップを行い、日活芸術学院の3、000名を超える卒業生ネットワークと交流、連携し、映画業界への人材輩出を担う。映画・音楽・芸能界の第一線で活躍するプロフィッショナルを講師として招き、実際の映画撮影所の中の、映画やipad、デジタルサイネージなど、デジタル時代が要請する新しい映像教育を行うとともに、音楽、芸能分野において広く活躍できるアーティスト、パフォーマー、ビジネスパーソンの育成を行っていく。
(全文は2010/6/14発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)