(株)IMAGICA(本社・東京都品川区、星正人社長)は、3D映像制作サービスの一環として、Bi2ーVision(株)(本社・神奈川県横浜市、村上隆一社長)の製品である標準輻輳3D生成ソフト「BinoQーPIーPP」を導入した。
3D映像制作する際は、視聴者が疲労や不快感を感じることのないよう、適正な視差範囲を遵守する必要がある。このたびIMAGICAが導入した「BinoQーPIーPP」は、東京工業大学・張暁林准教授の長年の研究成果として構築した眼球運動神経システムモデルをもとに、人間の両眼の正常な相対位置関係である標準輻輳を保つことにより、眼に優しい3D映像を自動調整で生成できるソフトウェア。
これまで数多くの3D映像に関わってきたIMAGICAが、「BinoQーPIーPP」を3D映像制作サービスに導入することで、従来はノンリニア編集機材などを用いて手作業で視差や歪みを調整していた作業の負担を軽減させ、より安全性の高い3D映像の制作と視差調整作業の時間短縮を可能にした。
(全文は2011/05/23発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)