テレビ東京の島田昌幸社長は4月26日の一般紙会見で現況などにつき要旨次のように語った。
一、2010年度の視聴率は、ゴールデン6・1%で前年比マイナス1・0ポイント、プライム5・8%でマイナス0・9ポイント、全日2・8%でマイナス0・4ポイントと、極めて不本意な成績に終わった。震災後に池上彰の番組を3週連続で放送するなど成果もあり、後半やや歯止めがかかったと思うが、全体としては厳しい状況が続いている。
一、4月クールはスタートして3週が経ったが、ゴールデン5・5%で前年比マイナス0・8ポイント、プライム5・2%でマイナス0・7ポイント、全日2・6%でマイナス0・3ポイントと、各局の期首特番編成の中、苦戦を強いられている。当社は、新番組が軌道に乗るまで遅れ気味の傾向があるので、4月25日スタートしたドラマ「鈴木先生」も、これから徐々に力をつけてくれればと思っているところだ。7月のデジタル化移行とその後を睨んで、番組強化策を鋭意検討し、早く対応するべきものは早く対応していきたいと思う。新番組は、ドラマ24「マジすか学園2」が初回4・9%とまずまずの出足。「爆笑問題の大変よくできました!」と「鈴木先生」は苦戦しているが、4月26日から「仰天クイズ!ルールSHOW」が、4月29日には久しぶりの当社への出演となるナインティナインの岡村氏の「ちょこっとイイコト 岡村ほんこん しあわせプロジェクト」が初回放送を迎える。金曜のラインがしっかりするので、その辺を起爆剤にしたいと思っている。
(全文は2011/05/09発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)