ゴールデンウィーク前半は比較的天候に恵まれ、しかも東日本大震災への自粛ムードもいくぶん和らいだこともあって、郊外や映画館へと足を向ける人も多かった。
新番組の「八日目の蟬」(松竹)は原作が110万部を超える角田光代のベストセラー小説。母と娘を題材にした内容だけに女性が中心。29日からの3日間で梅田ブルク7
2842人、336万8500円、なんばパークス2858人、339万9400円、M京都2358人、274万9100円、神戸国際1497人、175万1300円と好調なスタートを切った。同じく29日から始まった京極夏彦原作の「豆冨小僧」(ワーナー)は3D上映に人気が集まり、梅田ブルク7 683人、80万3900円、なんばパークス895人、116万4100円。
30日からは、人気漫画家をテーマにした「これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫」(東映)が公開された。2日間で梅田ブルク7 317人、35万円、なんばパークス328人、35万9800円。コアな漫画ファン、映画ファンを軸に注目を集めたが、題名どおりに「これでいいのだ!!」というにはちょっと物足りない出足となった。
(全文は2011/05/09発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)