TBSラジオの加藤嘉一社長はじめ幹部は20日の記者会見で、現況と今後の対応について要旨次のように語った。
▽加藤嘉一社長=3月に震災の影響はあったものの、2010年度は当初の予測を上回る着地になる見通しである。
2011年度は、震災の影響が長期化する可能性もあり、大変厳しい経営を迫られることになる。また被災地への支援、節電への努力など、社会貢献への責任も重く受け止めている。ラジオメディアの特性と存在価値を常に意識しながら「今こそラジオ!」の気持ちを強く持って、社員・スタッフとともに課題に取り組んでいきたい。
ラジオ業界全体としては、やはりセットインユースの回復が今年度最大の課題と受け止めている。一つでも多く良質の番組を提供することで、課題克服に貢献していきたい。
radikoの飛躍にも期待している。多くの局で新たな試験配信も始まっており、利用者の増加、認知度の向上に結果が出てくるものと思われる。今年度中に何らかの形で新規ビジネスの形成を確認できることがあれば、誠に喜ばしいことと考える。
4月1日に3名のキャリア新人が入社した。各自豊富な経験を持っており、比較的早い時期から即戦力として活躍してくれるものと期待している。
(全文は2011/04/22発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)