東宝の3月興行収入は46億8、002万6、010円となり前年同月比102・4%と上回った。この結果、東宝の1〜3月累計興行収入は135億5、622万2、940円となり、3ヶ月累計でも前年同期比141・4%と大きく上回っている。ちなみに3ヶ月で興行収入が100億円を突破したのは配給各社の中で東宝だけだ。
3月11日(金)に東日本大震災が発生、東北、及び関東地方の多くの映画館が一時期上映が出来なくなるなど、苦しい条件が重なった中で、大震災の翌日、3月12日(土)から公開した「SP 革命篇」が大ヒット、続映作品の「ドラえもん 新のび太と鉄人兵団」、「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」、「GANTZ」等の作品も順調に稼働、前年比で上回るという大健闘を見せた。
東宝以外でも「レッツゴー仮面ライダー」、「プリキュアオールスターズDX3」、「ジャンプHEROES film」の3番組が好調な東映、アカデミー賞作品「英国王のスピーチ」を続映中のギャガ等が前年同月比で上回るなど大健闘を見せた。
(全文は2011/04/13発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)