読売テレビの越智常雄社長は1日の入社式で要旨次のように挨拶した。新入社員は10名。
一、1958年に開局して50年余りで培った経験と知恵、言い換えれば「YTVスピリット」、「読売テレビのDNA」が蓄積されている。「視聴者のために良質な番組を作り続ける」という「こころざし」を胸に、映像文化を創造する気概を持って独自性・多様性にこだわってきた。
一、7月24日にはアナログ放送の停波が控えているが、大きな混乱を起こすことなく、国家的事業を完遂しなくてはならない。
一、放送法が改正されることによって、放送免許がハード免許とソフト免許に分かれ、一致・分離は放送事業者の選択制になるほか、マスメディア集中排除原則が法定化され、異なる地域の放送局への出資比率上限が緩和。テレビ局が放送の空き時間帯に、電波を通信利用することも可能になる。
一、そうしたあらゆる変化に対応し、どんなに厳しい苦難に直面しても、ピンチをチャンスに変えて生き残り、当社を信頼し、楽しみにしている視聴者の期待に応えなければならない。
(全文は2011/04/11発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)