TOKYO FMの冨木田道臣社長は1日の全社会議で要旨次のように挨拶した。
一、本日より新たな期がスタートした。皆さんには2つのお礼を申し述べたいと思う。1つは、理念に基づいた災害対応の特番制作について、もう1つは、皆さんの下期の頑張りについてである。
一、東日本一帯を未曾有の大地震が襲い、大津波、更には原発事故も加わって、想像を絶する被害をもたらしている。非常に多くの人命が失われ、原発の危機は未だに去っておらず、敗戦に次ぐ国難の時だ。日本経済への計り知れない打撃、それも長期にわたることは必定だ。当社は地震発生直後から1週間にわたり全面的に報道特別番組を編成したが、放送人として実に素晴らしい仕事をしてくれた。
一、メディアとしての公共的役割を果たすと共に、当社の行動指針である「ヒューマン・コンシャス〜命を愛し、つながる心」をコンセプトに、被災者の目線で、被災者を勇気付けると共に、心のケアにも気を配り、「感動を提供し共感を得る」という当社の理念に基づく放送を実現してくれた。「ハートにも頭にも響く番組だった。今まで聴いた中で1番良いラジオだった」というツイッターに代表されるように、皆さんが届けるコンテンツは共感され、絶賛の反響が寄せられ続けている。ラジオメディアのプレゼンスを大いに上げ、メディア復権への兆しを創ってくれた。
(全文は2011/04/11発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)