テレビ朝日の早河洋社長は4日、要旨次のような年頭挨拶を行った。
一、今年の仕事始めも大変明るいニュースでスタートすることができた。正月の三が日はゴールデン16・5%、プライム16・5%と3年連続のトップを獲得したほか、年末年始週の視聴率はゴールデン14・5%、プライム14・7%と開局以来初めてトップを獲得した。また、12月の月間視聴率はプライム13・2%、プライム2も9・6%という素晴らしい結果だった。各局が全力投球するこの時期に、当社のコンテンツ制作力の強さを示すことができたわけで、本当に誇りに思う。
一、また、12月23日に公開された映画「相棒-劇場版2」は昨日までの12日間で観客動員117万人、興行収入14億円という素晴らしい結果だった。
一、2011年、地上波テレビは完全デジタル化される。当社は5チャンネルとして新たな歴史のスタート台に立つことになる。しかしながら、テレビあるいは当社を取り巻く環境は、猛烈なスピードで変化しており、その船出は容易ではない。そこで「テレビ朝日・デジタル5ビジョン」は、冒頭に当社が目指す将来の姿を掲げた。当社の強みを活かして、他局と差別化した独創的なポジションを構築し、コンテンツを核にしたビジネスを最大化し、その結果として、「日本でトップグループのコンテンツ総合企業」を目指す、というものだ。
(全文は2011/01/07発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)