FM NACK5の佐藤允克社長は28日の懇談会で平成21年度決算などにつき要旨次のように語った。
一、27日の取締役会で平成21年度決算と役員人事を内定した。営業成績は、売上高24億63百万円で前期比88・0%と大幅なマイナス成長だった。営業損失は18百万円、経常損失は16百万円、当期純損失は28百万円という決算で久しぶりの赤字決算を余儀なくされた。配当は3%、1500円を継続する。
一、役員人事は、6月18日の定時株主総会と取締役会で正式に決定するが、仁杉巌会長が退任して最高顧問に就任する。会長には私が、代表取締役社長には益子弘専務、常務には伍代儀俊悦西武鉄道取締役専務執行役員、石田義博顧問、常勤取締役に吉澤利文渉外部長、片岡尚放送本部長、非常勤取締役に塩浦綾子関東自動車会長、常勤監査役に黛雅昭常務を内定した。森谷雄吉非常勤取締役、竹井博康非常勤取締役、富田百城常勤監査役は退任する。
一、開局して22年になるが、スポンサー、広告代理店など多くの方に支えられて、配当も安定的に出せるようになった。小さいながらも一人前の企業になったかなと思っている。開局20周年記念で積極的に展開し、売上げを伸ばしてきたが、ここのところ世の中の不況の風に巻き込まれ、大変残念であるが、赤字決算となった。
一、益子新社長のもとで、全社一致協力して、黒字転換していくことを目標に取り組んでいく決意である。リスナーを含めて皆さんに愛される放送局を目指していく。社長に就任して5年、この間多くの方に支えられてなんとかやってきた。今後も多少なりとも役に立つように心がけていきたい。
一、益子専務=売上げは前年比12%落とした。タイムは11億80百万円、スポットは11億円弱、その他事業は2億円。これまでは3年ばかりは良かったが、反省を踏まえて、一刻も早く回復するように頑張る所存である。
(全文は2010/5/31発行の「連合通信放送映画速報」に掲載)